
PROBLEMS OF NASUKARASUYAMA CITY

・人口減少と少子高齢化 |
那須烏山市は、栃木県内で初めて全域が過疎地域に指定されました。人口減少により、地域の経済や社会が衰退する恐れがあります。特に、若年層の流出が深刻で、地域経済の基盤を揺るがしている。 |
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・若年層の流出 |
進学や就職、結婚などを理由に、若年層が市外へ流出しているため、地域の担い手不足が深刻化しています。 |
・地域活力の低下 |
人口減少や若年層の流出により、地域経済や社会が衰退し、活力の低下が課題となっています。 |
・高齢者福祉の負担 |
高齢化が進む中で、高齢者福祉の負担が増加し、財政的な課題を抱えています。 |
・中山間地域の課題 |
那須烏山市には、中山間地域もあり、休耕地の拡大や未利用公共施設の問題も抱えています。 |
・高齢者人口の増加 |
年少人口や生産年齢人口が減少する中で、高齢者人口が増加し、高齢者1人を現役世代1人で支える状況になることが予測されています。 |
・公共施設の大規模修繕 |
大規模修繕の目安である築30年以上となる施設は、全体の57.1%を占めています。10年後に築30年以上となる施設(現在、築20年以上)は、全体で80.2%となり、多くの施設で大規模修繕が必要となる見込みです。施設類型別に見ると、「市庁舎」「公民館」「その他子育て施設」において、大規模修繕を必要とする築30年以上の建物が9割以上を占めています。現時点ですでに半数以上の公共施設が大規模修繕の目安となる築30年を経過しており、今後10年でさらにその割合が増加する。 |
・耐震化の状況 |
本市の施設全体で、耐震基準満たさない施設が約 22%を占めています。特に、「その他子育て施設」は 100%、「市庁舎」は 80%以上、「公民館」「体育館」は 60%以上の建物において、耐震改修が未実施となっています。 |
インフラ系公共施設の現状
・橋りょう |
社会基盤の整備に伴い古くから整備されはじめ、橋りょうの更新の目安である建設後 60 年を超えているものは、現時点で全体の 1.1% |
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・上水道(管路) |
多くが平成5 年から平成 18 年度に整備されています。上水道(管路)の更新の目安である建設後 40 年を超えているものは、現時点で全体のわずか 1.3%ですが、十数年後以降は、耐用年数を超え更新が必要な管路が次第に増えていきます。 |
・下水道(管渠) |
居心地のよい安全なまちづくりを目指し、平成 4 年度から平成 10 年度をピークに整備されてきましたが、平成 23 年度末の生活排水処理人口普及率は 48.9%であり、県平均の 80.9%に比べて低い水準になっています。そのため、下水道(管渠)の更新の目安である建設後 50 年を超えているものはまだありません。しばらくの間、更新時期を迎えるものはありませんが、二十数年後以降は、耐用年数を超え更新が必要な管路が次第に増えていきます。 |
財政状況及び将来見通し
歳入
直近5年間の歳入の総額は 123~148 億円程度です。内訳では、自主財源の歳入全体に占める割合が平成 22 年度に約 28%まで落ち込んでいたのが、平成 27 年度には約 33%まで回復してきています。しかし、ここ数年は県内市町の中で恒常的な最下位が続いています。市税は平成 24 年度に 30 億円を割りましたが、平成 25 年度以降は、30 億円台を保っています。今後は、生産年齢人口の減少傾向に伴い、市税がさらに減少していくことが予想されます。
※自主財源(・市税・使用料及び手数料・繰入金・繰越金・諸収入等
※依存財源(・地方交付税・国庫・県支出金・市債・交付金等・支出金